飲酒後にお風呂に入っても大丈夫?

【お風呂や水回りの、ためになる情報特集】

飲酒後にお風呂に入ることは、一般的には避けるべきとされています。以下の理由から、飲酒後の入浴は危険を伴うことがあるためです。

1.飲酒による血圧の変動

・血圧の変動のメカニズム
アルコールの摂取により血管が拡張し、血圧が低下します。入浴による温熱効果でも血管がさらに拡張し、血圧が低下します。

・血圧の変動のリスク
アルコールの摂取により血圧が低下していて、 飲酒後の入浴でさらに急激に血圧が低下すると、めまいや失神のリスクが高まります。酔い覚ましに「熱いお湯に浸かる」と考えることもありますが、アルコールを分解するのは肝臓なので、全身の血行が良くなると、肝臓に送られる血液が減少し、アルコールの分解量も減り酔いが覚めにくくなることも考えられます。

2.飲酒による脱水症状

・脱水症状のメカニズム
アルコールは利尿作用があり、頻繁にトイレに行く人も多いと思います。そのため飲酒後は脱水状態になりやすく、入浴による発汗でさらに体内の水分が失われます。

・脱水症状のリスク
脱水症状が悪化すると、熱中症のリスクが高まります。また水分が不足するため、腎臓が体内の老廃物を排出するためにより多くの負担を強いられます。さらに血液が濃縮され、血栓の形成や心臓発作、脳卒中のリスクが高まります。

3.飲酒による心臓への負担

・心臓への負担のメカニズム
アルコールは心臓に負担をかけることがあります。入浴による血行促進効果も心臓に負担をかけます。

・心臓への負担のリスク
心臓への過負荷。飲酒後の入浴で心拍数が増加し、心臓に過度な負担がかかることがあります。

4.飲酒による体温調節の困難

・体温調節が困難になるメカニズム
アルコールは体温調節機能を乱すことがあります。入浴による体温上昇とアルコールの影響が重なると、体温調節が困難になります。

・体温調節が困難になることによるリスク
体温調節の障害。体温が適切に調節できず、過度に体温が上昇する可能性があります。

5.安全な入浴のための対策

・飲酒後は時間を置く
飲酒量にもよりますが少なくとも1~2時間は時間を置き、アルコールが体内で代謝されるのを待つことが重要です。まだ酔っていると感じる時や、飲み過ぎなどにより体調の良くない時は、入浴やシャワーも避けた方が良いと思います。

・水分補給
入浴前に十分な水分を摂取し、脱水症状を予防します。

・短時間の入浴
長時間の入浴は避け、短時間で済ませるようにしましょう。

・ぬるめの湯
高温の湯ではなく、ぬるめの湯に浸かることで体への負担を軽減します。また浴室が寒い時期でない場合はシャワーで済ませるなど。

6.結論

結論として、飲酒後にお風呂に入ることは、血圧の変動、脱水症状、心臓への負担、体温調節の困難などのリスクを伴うため、避けるべきです。安全に入浴するためには、飲酒後に十分な時間を置き、水分を補給し、適切な温度と時間で入浴することが大切です。
※最近はサウナが流行っていますが、飲酒後のサウナは時に危険とされています。気持ち良くととのうのなら良いのですが、あの世への準備が整ってしまいます。

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何と言っても24時間風呂の良さは、家族が入るたびにお湯を入れたり沸かし直したり、お風呂掃除もしなくて良いのが魅力で、お家のお風呂で温泉気分が楽しめることです。
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