「24時間風呂の電気代を節約する方法は?」

「24時間風呂を使い電気代を節約する方法は、どのような方法があるのか」、また「入浴しないときにはヒーターをOFFにしておき、入浴前にONにしたら経済的ですか?」についての情報をお伝えします。

24時間風呂のヒーター機能について

家庭用の24時間風呂はお湯をポンプで循環しながら「電気ヒーター」で保温します。「保温」ですので、24時間風呂の温度設定でセットした湯温になれば自動的にヒーターはOFFになります。また湯温が1度下がれば自動的にONになります。

電気代はどっちの使い方が経済的?

よく、「入浴しないときにはヒーターをOFFにしておき、入浴前にONにしたら経済的ですか?」という質問がありますが、実は24時間風呂の設定に任せて常時「保温」している方が、電気代は経済的なのです。
それは、湯温が下がった状態から、再び一定の湯温に上昇させるためには、浴槽など周囲への熱のロスが生じますので、より多くの熱量が必要になります。そのため例えば入浴しないときにヒーターを切って、湯温が32度に下がったとしますと、入浴前にヒーターをONにして32度の湯温を41度まで上昇させるよりも、41度のまま保温していた方が電気代は安くて済むということです。それに湯温上昇には1度上げるのに15分前後の時間がかかります。
せっかくいつでも入浴できてお掃除いらずの24時間風呂を取り付けたのですから、湯温管理も面倒なことをせず 24時間風呂の機能に任せていただいた方が経済的で、楽ちんですよね。

ちなみに節電タイプの24時間風呂『節約宣言シリーズ』なら、ポンプの熱を保温に利用する節電構造により、一般的な他社品に比べ、30%以上も電気代が安くて済みます。24時間風呂ではない普通のお風呂のいろいろな燃費と比較しても経済的なんです!

※電気代は32.12円/kWhで算出しています。燃費は設置環境によって異なります。上記は参考のための目安としてお考えください。

24時間風呂の電気代を節約する方法は?

24時間風呂を使用している状態で、さらに電気代を節約する方法がいくつかありますが、効果的な方法は、要は浴槽の保温性能を上げることになります。下記の方法をご参考ください。

■保温マットを併用する

通常の風呂蓋のほかに、保温マット(シート)をお湯の上に敷いたり、風呂蓋の裏に貼ったりして、二重蓋にします。そうすることで浴槽の保温性が向上し、ヒーターの稼働も軽減するので電気代の節約につながります。大きめの浴槽は特に節約につながります。保温マットはホームセンターなどに売っています。

※画像はイメージです。

『保温マット』の買えるサイト:○Amazonさん・お風呂のアルミ保温シート

■ホースをできるだけ短くする

24時間風呂はお湯を循環するための、入水ホースと出水ホースの2本のホースが本体の下から接続されています。本体の設置状況によりホースを延長したりする場合は仕方ありませんが、できるだけホースがお湯から外へ出る露出が少ない方が、熱が逃げないため保温性能が良くなります。
例えば24時間風呂「節約宣言シリーズ」の標準設置方法で、本体を浴槽の角に置き、2本のホースは本体下から真っ直ぐお湯の中に入る状態が、一番ホースが短くて済み、熱を逃さず電気代が抑えられる理想的な設置方法と言えます。

■お湯を若干少なめにする

浴槽のお湯の量を若干少なめにすることも、24時間風呂のヒーター稼働率を抑えることつながります。
特に冬場の気温の低い時期ですと、かなり節電につながります。

■浴槽のお湯で体を流す

体や髪を洗って流す時に、浴槽のお湯をくんで流し、お湯が減った分を給湯して足すという方法がお勧めです。お湯が自然に入れ替わるので、フィルターの詰まりや内部配管の汚れが軽減し、ポンプモーターに負担がかかりません。つまりポンプモーターに余分な電力がかからなくて済みます。

■高断熱浴槽

最近の保温性が特に優れた浴槽ですと、「JIS規格で4時間後の湯温低下約2.5℃」という高断熱浴槽が浴槽メーカー各社から発売されており、その場合は24時間風呂のヒーター稼働率を極限まで抑え、電気代の節約につながります。
また、高断熱浴槽ですと24時間風呂「節約宣言シリーズ」の場合、ほとんどヒーターが稼働せずに済む場合があります。ポンプの熱を保温に還元するシステムによるものです。
なお、高断熱浴槽で夏場の暑い時期などに、24時間風呂のポンプの熱だけで設定温度以上になる場合は、温度設定を下げたり、風呂蓋を少しずらして熱を逃したりして工夫します。これは省エネの証しでもあり、ヒーターは稼働しておらず電気代は極限まで抑えられている証拠です。また、24時間風呂には急激に湯温を下げる機能はありませんので、早く湯温を下げたい場合は水を足すなどして調節してください。

※画像はイメージです。

24時間風呂以外の節電

特に寒い時期になりますと、意外と気付かない電気代の上昇の原因があります。
トイレの便座のヒーターと、洗浄水を温めるヒーターは、意外と消費電力が高く400Wを超えるものもあります。
対策として、「温水洗浄便座と、洗浄水の設定温度を下げる」ことが節電につながります。また一年を通してつけっぱなしにせず「夏場の暑い時期はOFFにする」ということも大切です。

以上、「24時間風呂を使い電気代を節約する方法は、どのような方法があるのか」、また「入浴しないときにはヒーターをOFFにしておき、入浴前にONにしたら経済的ですか?」についての情報をお伝えしました。
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何と言っても24時間風呂の良さは、家族が入るたびにお湯を入れたり沸かし直したり、お風呂掃除もしなくて良いのが魅力で、お家のお風呂で温泉気分が楽しめることです。
1日24時間の中でお風呂の準備をしたり、沸かし直したり、お風呂掃除をしたり家事労働として費やす時間は意外と多く、それが1時間だとすると、その時間を家族とのだんらんや趣味など、ほかのことに毎日使えるとしたらとても有意義ですし、24時間風呂は夢のお風呂と言っても良いですね。